2016年3月19日土曜日

アロワナ測定

 
プノンペンへ行く前日に何とか
 
アロワナの測定を行うことができました。
 
前回の測定からアロワナの姿が見えなかったのもあって
 
いなくなっていたらどうしようって、内心すっごく心配していました(汗)
 
 
早速、網を曳いて池内の魚を捕獲します。
 
 
最初は餌用のバルブやテラピアばかり見えて
 
アロワナが見えなかったので心配でしたが、
 
網が狭くなってくると、
 
いました!
 
 
結局、2回網を曳いて17個体確保できました。
 
合わせて2個体が網を飛び越えて逃げたので
 
計19個体は少なくとも池にいる事がわかりました。
 
捕獲した個体はバケツに入れて
 
一時的に収容するFRP水槽へ移しました。
 
 
以前よりも確実に大きく成長していたので
 
嬉しかったですね。
 
次は1個体ずつ麻酔薬を入れたバケツに移して
 
麻酔をかけます。
 
 
本来ならばしっかりかけたいところですが、
 
大切なプロジェクトのアロワナですので
 
この作業で死なすわけにもいかず、
 
やや薄めの麻酔だったので
 
ちょっとかかりが浅かったのですが、
 
体重とサイズ測定、目の写真撮影を手早く行いました。
 
 
サイズは大きい個体で41cmでしたので
 
成長していることがはっきりわかります。
 
来年あたりは飼育環境さえしっかりとあれば
 
採卵にもチャレンジできそうですね。
 
この個体群の産地は開発の影響でこの先絶滅する恐れがあるので
 
これを機に系統保存ができる環境を作っていけたらと思っています。
 

 そして、測定を終えた後は
 
池に再放流しました。
 
今度は半年後の9月頃ですかね。
 
元気に育ってもらいたいです。
 
そのためにも池の管理や
 
餌の補充や管理などなど
 
しっかりとやらないといけない作業もあるので
 
気張ってやらないといけませんね。
 
このアロワナの池飼育に関しては
 
初めての体験なのでほぼすべての決断を
 
自分のこれまでの感と経験でやってきました。
 
その答えがわかるのは魚をみたときだけです。
 
魚が答えを教えてくれるので
 
この先も気を引き締めてやっていかないといけませんね。
 
 
今プノンペンでの仕事も
 
最後はこのアロワナの未来にも大きくつながるものになりそうです。
 
こうご期待!! 




0 件のコメント:

コメントを投稿