2015年10月27日火曜日

アクアライフ届きました!

 
昨日、アクアライフ編集部さんより
 
アクアライフ11月月号が届きました。
 
今号はオススメしたい魚特集というコーナーで
 
1種類だけオススメの魚を紹介する事になりました。
 

また、今号は壇蜜さんの特集もありました。
 
壇蜜さんがプレコにハマっているなんて知らなかったので驚いちゃいましたが、
 
アクアリストが増えることは嬉しいですよね。
 

 
その他にもいろいろとアクアリウムを楽しむネタがたくさん掲載されていました。
 
アクアリストの皆さん!
 
そしてこれからアクアリウムを楽しみたいという方も
 
ぜひ!書店でご覧ください!!

 
 

蚊とりラケット

 
我が家では蚊や虫が出ても殺虫剤は使いません(笑)
 
その代りに電気式の蚊取りラケットを使って退治します。
 
 
そのラケットが壊れたので新たなラケットを買いに行くと、
 
お気に入りのラケットを見つけてしまいました(笑)
 
それが下の写真の白い方です!

 
何でもないラケットですが、
 
取手をよく見ると、アロワナのプリントがっ!
 
魚屋としては嬉しいプリントです(笑)


なんでもないネタでしたが(笑)
 
ちょっと嬉しい自分だけの小ネタでしたっ!
 
 

2015年10月25日日曜日

トンレサップ湖の浸水林

先日、行ったトンレサップ湖で見かけた
 
違法伐採の船です。
 
トンレサップ湖の湖岸エリアには雨季になると
 
増水して森が水に浸かる場所があります。
 
その浸水林の木々はトンレサップ湖が誕生する約5500年よりも
 
以前から脈々と歴史をつないできた森だと想像できます。
 
そんな森が近年では著しく減少していると聞きます。
 
 
以前、クラティエ州のセイマの森の違法伐採の現場を
 
このブログでもアップしましたが、
 
目的や用途は違えど、
 
先を見据えた森の管理をしないと
 
この土地そのものの危機が訪れるのでは・・・
 
と心配です。

 
カンボジアは交通ルールなどの日常の生活に関わる
 
基礎知識がすごく不足している国ですので、
 
そうした知識や知恵を早く国全体に広がる事を願いたいですね。

 
特に水辺はそのつけが大きく影響する環境なので
 
そのまま魚たちにも影響します。
 
もっと深く見ると、
 
ダトニオにも直結する事態です。
 
特異な性質をもつトンレサップ湖がこれからもずっと
 
多様な生きものの宝庫であって欲しいですね。
 
がんばれ!カンボジア!
 
 
この数日は相変わらずデータの打ち込み作業に徹しています(笑)
 
そろそろ外に出たいなー(笑)
 
 

2015年10月23日金曜日

アロワナ移動しました

 
本日、予定通りに
 
研究室の2014年生まれのアロワナを7個体
 
センターのアロワナ池に移動しました。
 
 
水槽で見ると大きく見えますが、
 
100Lタンクや外で見ると小っちゃいんですよね(笑)
 
まだまだ子供ですね。
 
 
いつ止まるかわからない愛車での移動でしたが
 
何とか無事にセンターに到着!

 
雨が降ったせいで池までの道がぐちゃぐちゃだったので、
 
水を抜いてから気合いで持っていきました(笑)

 
おじさんは水産局長らと宴会状態だったので
 
頼れないと思い声をかけなかったのですが、
 
すぐに手伝いに来てくれました。

 
そして、順番に池へ放流!!

 
いつもの事ながら池に入れた直後は
 
色が白くてユラユラと泳いでいます。
 
前回の個体群と共に環境に
 
適応して大きくなってほしいですよね。


 
 

2015年10月22日木曜日

カンボジア観光省のガイドブック

 
以前、カンボジア観光省の公式ガイドブックを作成するための
 
資料を依頼されて提供していたのですが、
 
そのガイドブックが手元に来ました!
 
 
これまで日本語版の公式ガイドブックがなかったそうなのですが、
 
これでカンボジアにも日本版のガイドブックができたという事で
 
嬉しいですし、その中に自分のデータや写真が
 
使われている事はすごく光栄です。

 
今回はトンレサップ湖の概要やトンレサップ湖、
 
漁業風景、浸水林などの写真を使っていただきました。

 
その他にはカンボジアの7つのシンボルの一つでもある
 
コイ科のCatlocarpio siamensis(ジャイアントカープ、パーカーホなどの名でも知られる)の
 
写真も使ってもらいましたが、残念な事に小さい個体の写真しか持っていなかったので
 
その迫力に欠けてしまったのが悔しいですね(笑)
 
どこかで1m級の写真が撮りたいものです(笑)
 
 
 
今回も一つカンボジアのお役に立てた事は
 
自分にとってもとても有難い事だと感じました。
 
 
また明日から頑張らなきゃ!
 
明日は予定していたアロワナをセンターの池に移動する日です。
 
無事に終えられるようガンバってきます!
 
 

2015年10月20日火曜日

アロワナの身体検査

 
今日使っている写真は以前のものですが、
 
今日は研究室に残っている2014年生まれの個体の身体検査をしました(笑)
 
スピードが大事な作業だったので写真撮れませんでした(笑)
 
とはいっても、計測したのは体重と全長だけです。
 
 
今回もアロワナなので麻酔はやや弱めで眠らせて測定を行いました。
 
麻酔が強すぎて戻ってこないと困りますからね。
 
でも、これまでに扱った魚種の中では割と麻酔に強い方で
 
コイ科の魚に比べればなかなか効きません。
 
コイ科はコロッと効いちゃいます。

 
今回の検査は近日中にセンターのアロワナ池に研究室内で飼育している
 
個体群を追加放流する前にデータをとるためです。
 
この作業をすることで先月、池飼育個体を測定していたのでそれと比較したり、
 
今後池で飼育した後も成長具合を比較できますからね。
 
今回の測定だけでも池での飼育の方が良く太って成長も早い事がわかりました。
 
やっぱり広い場所でいろいろなものを捕食できるからでしょうかね~
 
自然の力の凄さを痛感しました。
 
もっとも、研究室ではエビしか与えていないので無理もないですが・・・(汗)

 
アロワナたちは今日麻酔を使用しているのでこれから1-2日様子を見てから
 
センターへの移動を予定しています。
 
この時期にこの決断をしたのにはいくつか理由があるのですが、
 
その一つは来月中旬から2週間ほど日本へ帰るので
 
その間のエサや換水などの作業が難しくなるため、
 
これを機に池への移動を考え始めたんです。
 
結局は僕の都合なのですが、
 
この選択が良い結果につながるとこを信じて進めていこうと思っています。

 
こんな時に水族館などの保護研究施設があればいいなーなんて想像しちゃいました。
 
そうした施設があると飼育や繁殖の試験なんかがやり易いんですけどね。
 
はやくそんな施設で働きたいな!!(笑)
 
 
 
でも、こういう思い込みって大切なんですよね。
 
難しい事でも、一人ではできない事でも
 
どんどんイメージして会話していくと不思議とつながるんですよね。
 
 
もっと気張らなきゃっ!
 
そんな事をイメージしていた今日一日でしたっ!
 
 
 

2015年10月19日月曜日

市場の魚シリーズ94 (Barbonymus gonionotus )

 
今日はすっごく久しぶりの市場シリーズのご紹介です。
 
今日はコイ科のBarbonymus gonionotusです。
 
この魚は日本のアクアリストさんにはお馴染みの魚ですよね。
 
フナっぽい魚ですが(笑)、Barbonymus 属の魚です。
 
バルブといえば馴染みもありますし、
 
特にこの種はバルブの中でもイエローフィンバルブの名で知られています。
 
 
このように日本のアクアリウム界でも一般的な魚ですし、
 
カンボジアでも多くの氾濫原エリアではごく普通の魚として扱われています。

 
カンボジアではもちろん有名ですが、
 
この魚はカンボジアの在来種の中でも数少ない養殖対象種でもあり、
 
各地で種苗生産が行われ、
 
その種苗を使って農家さんや漁師さんが家の池や生簀で養殖を行っています。
 
 
そして、アロワナ池のあるセンターでもいつも暇そうにしているおじさんが
 
この時は人が変わったように
 
せかせかと人工採卵をしていたのでこれを機会にその様子をざっと紹介します。

 
数尾の親魚の卵巣と精巣が成熟して来た頃に
 
ホルモンを投与して人工採卵を行います。
 
(もちろん自然産卵も条件が揃えば可能です)
 
その時に卵を付着させるための産卵基質が上の写真のビニールひもやネットです。
 
日本のコイ科は付着沈性卵タイプが多いのでよく使う方法です。
 
日本だとキンランなんて言い方をするところが多いです。

 
そして、人工授精させた卵を飼育槽の中に入れて
 
卵の発生、孵化、そして孵化仔魚が口を使って摂餌するまでここで管理します。

 
このふ化槽は流水式でゆっくりと水が槽内を回転するようになっています。
 
そして、中央に排水のためのオーバーフローの立ち上げ配管があり、
 
そのまわりを面積が大きくなるように少し広めに細かいネットで覆い
 
仔魚が水と一緒に流れ出ないようにしてあります。
 
この時、ストレーナーの面積が狭くなると
 
吸引力が強くて仔魚が張り付いて死んでしまいますので要注意です。
 
という感じの孵化槽がいっぱいあります。

 
この写真は1か月ほど前のものなので、
 
今ではコンクリート池に20-30mmに成長した稚魚がたくさん泳いでいます。
 
このように養殖に関しては
 
これから避けて通れない魚確保の道かもしれませんが、
 
現在は在来種よりも外来種の方がたくさん扱われている様に思えるため、
 
個人的には在来種を使った養殖が今以上に発展するといいなーと思っています。
 
でも、現実的には小規模な農家さんだと、
 
在来種を扱う場合、生態的な理由からコストがかかるので
 
なかなか思う様な利益が上がらず、
 
利用者が増えないようです。
 
 
なにか良いアイデアが見つかるといいのですが・・・
 
思いもよらない種が思いもよらない管理方法で
 
かかる時間とコストが抑えられる!なんていう日が来るといいですね。
 
 
まだ見えない意外なことろに盲点が隠れている可能性を感じている今日この頃です。
 
 
 

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市場シリーズの紹介はしばらくしていなかったのですが、

目標の100回まであと6ネタなので

これからちょくちょく紹介していこうと思っていますので、

今後もどうぞよろしくお願いいたしますっ!

 

2015年10月17日土曜日

まずい


カンボジアの果物はだいたい食べたと思っていましたが、
 
先日、また新たなヤツが登場しました(笑)
 
 
とはいっても、
 
コメントのしようがないくらいシブくてまずかったです(笑)
 
渋柿みたいで、口の中がザラザラになって
 
唾がすごく出てきました(ヒャー!)

 
それでも、カンボジアの人は
 
バリバリかじって食べていました・・・
 
これ以上コメントできない記事でしたっ!
 
 

2015年10月16日金曜日

トンレサップ湖の恩恵

 
先日のトンレサップ湖調査の際に
 
訪問した漁村で見かけたエビ用のトラップをたくさん積んだ船です。
 
なんだーエビかー
 
・・・といってはいけません(笑)
 
研究室で飼育している魚たちの約半数は
 
このトンレサップ湖産のエビを食べて生きているんです。
 
以前は朝5時に起きて湖畔までエビを買い付けに行っていましたが、
 
もう早起きはできません(笑)
 
なので、市場で1-2kg程買って帰り、
 
キレイに洗ってから小袋に詰めて冷凍して使っています。
 
 
エビとはいってもいろいろな種類やサイズがあるので
 
魚にあったサイズの時しか買う事ができません。
 
最近は市場のエビ売りゾーンに近づくと、
 
エビ屋のお姉ちゃんが気付く前に
 
手前のお店のおばちゃんが騒ぎ出します(笑)
 
 
 
いずれにしても(笑)
 
魚だけでなく
 
水産資源がこれからも豊かであってほしいですよね。
 
そのためには人に暮らしを改善しないといけません。
 
そして、そのためにはカンボジア政府にも
 
もっともっと頑張ってもらわないといけませんね。
 
応援してますっ!
 
少しでも良い方向へカンボジアの未来が進むといいですね。
 
そう願いたいです!
 

ダトニオ釣り~1枚の写真から~

 
ちょっと前に見つけたダトニオ釣りの写真です。
 
とても良いサイズですよね~。
 
でも、D.pulcherではなくてD.microlepisでなので、
 
マレーシアのどこかでしょうかね。
 

それにしても良いですよね~
 
これをトンレサップ湖のD.pulcherでやってみたいものです・・・
 
羨ましいと思っているだけでは何も進みませんので
 
この写真からできるだけの情報を得たいですよね。
 
 
パッと見ただけでもいくつかミクロレピスに関する情報がありますよね。
 
後ろの背景の水域はそれほど流れが早くない水域ですし、
 
ヨシのような背の高い抽水植物が岸際に繁茂しています。
 
そして、真後ろのヨシ群落の両サイドの奥にも水辺があるので、
 
入り組んだ水域か、中洲があるような地形だと思われます。
 
 
魚そのものについては
 
この水域ならこの色だろうと思わせる体色ですよね。
 
何度見てもゾワっとして興奮しちゃいます(笑)
 
さらに、ヒットしたルアーがスピナーベイトですよね。
 
あまり追い食いしないイメージもありますが、
 
しっかりと食っているので
 
水中での一瞬のかけひきが想像できます。
 
 
今でもミクロレピスはシーズンになると
 
一度に何万個体ともいえるくらいの
 
数が出回っています。
 
それを考えると、ミクロレピスはまだまだ
 
個体数が多いんだなーという印象ですが、
 
そのハビタットでは成魚もそれと共にまだまだ個体数も多いのだと
 
この写真からもうかがえますよね。
 
 
一枚の写真から募る思いが湧き出て
 
眠れなくなっちゃう事って皆さんもありますか?
 
今晩は眠れそうもありません(笑)
 
 
 

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2015年10月14日水曜日

旅情報誌D.N.Aさん

 
本日、旅情報誌D.N.A7号が届きました!
 
今号は最後の投稿という事で
 
今までになく文章を少なくして
 
本業の魚分布調査の成果を前面に出そうと思い、
 
これまでにカンボジアの淡水域で確認した魚たちの写真を前面に載せました。
 
 
D.N.Aさんの前身でもあるD.A.Cも含めると、
 
2011年から連載をさせていただいたので
 
あっという間に5年が経ちました。
 
この雑誌のお蔭で魚関係者以外の方々にも知っていただく機会をいただけたので
 
この雑誌には感謝してもしきれないくらい
 
僕を後押ししてくれました。
 
本当に感謝です。

 
いつもは日本語での魚ネタなのですが、
 
今回はカンボジアの魚写真がメインなので、
 
配布されているお店でカンボジアの人が見ても
 
楽しめるのではないでしょうか。
 
 
最後という事で
 
今まで連載させていただいた号を並べてみました。
 
どれも懐かしく思い出のあるものばかりです。

 
また今後も機会があれば魚と人の関わりをテーマに
 
カンボジアの魚ネタをご紹介することができれば幸いです。
 
 
5年間ありがとうございました。
 
 

2015年10月13日火曜日

来月から新学期!

 
しばらくお休みしていたバイヨン中学校での
 
魚の授業も来月から新学期という事で2年目に入ります!
 
 
今年はこれまでに2年生に教えた内容を
 
今度は生徒が1年生に教える!という内容に変わっていくので
 
実際に生徒が教える前に
 
生徒と内容を確認し合うことが必要になり、
 
これまでとは違った難しさがありそうです。
 
 
 
また、今年はプロジェクトの方針で
 
中学生用の簡単な魚の絵本を作る予定で
 
すでにその作業も始まっています。
 
 
イラストはいつも一緒にやっているカンボジア人のスタッフさんが
 
描いてくれるのですが、
 
僕は魚の解説ページを作ることになっているので
 
どの様な形が良いか?そろそろ考えていかないといけません。
 
 
せっかく魚についての本の作成に関われるので
 
少しでも良いものにしたいという気持ちがあります。
 
ここは気が抜けないところですね(苦笑)
 
 

アロワナ池

 
今日はアロワナ池の定期訪問と研究室の
 
アロワナ用のエサを買いに行ってきました。
 
久しぶりの良い天気で
 
ボルティの走りも気持ちよかったです。
 
 
先日届いたナンバーもつけたのですが、
 
チョイ悪な感じを出したかったので、
 
湘南ナンバーをその上につけて、
 
ヤンチャに折り曲げてみました(笑)
 
近くで上から見ると湘南ナンバーなのですが、
 
遠くから見ると、カンボジアナンバーしか見えないようになっています。
 
カンボジアではナンバーをつけないバイクや車が多いので、
 
それを考えると、まだましな方ですね(笑)

 
さて!
 
アロワナ池の方は最近は雨も多く池の水位も安定していて
 
良い感じです!
 
今日はコンクリート池のアロワナの姿が見えたので写真を撮ってみました。

 
ケンカもしていないようでこちらも上手くいっているようでした。


 
来月に日本へ二週間帰る予定があり、
 
これから半年は調査へ出かけることも多くなって水槽の管理ができない可能性もあるため
 
研究室のアロワナ(2014年生まれ)の個体群の残りを
 
池に放す準備も進めています。

 
ここから1年はまた新たな挑戦をしていかないといけない時期なので
 
気が抜けないシーズンになりそうです。