2014年8月7日木曜日

2cmの魚と格闘

 
昨日は朝からAkysisという小さなナマズの標本チェックをしていました。
 
ホントに小さいナマズです(笑)
 
 
下の写真が2013年にラオス国境あたりのメコン川本流に潜った時に
 
流されながらも(笑)底の石と共にタモで採集した個体です。
 
あまりの暑さで水に浸かっていないと我慢できないくらい
 
過酷でした(笑)村に滞在していたのでコーラとか何にもなかったんです。
 
さすがにきつかった思い出がありますね。
 
 
そんな魚ですが、
 
今まで種が同定できなかったのでsp.扱いしていたのですが、
 
やる気を振り絞ってデータを集めて再チャレンジしましたが、
 
やった割には成果が出ず(笑)
 
結局、spのまま作業を終えました。
 
でも、新たにA.fuliginatusという2005年にラオスで記載された種がいることが分かり、
 
各部位の測定をして比率を確認しましたが、
 
何とも微妙な結果に終わりました。
 
 
そのA.fuliginatusですが、ネットでは写真がないんですよねー
 
色のパターンや尾びれの形状はドンピシャなんですけれどね・・・
 
本心は決めちゃいたいのですが(笑)
 
決定的なものがないので奮闘もむなしく、現状維持に終わりました。
 
こんな事はしょっちゅうですが、
 
やっぱり悔しいですよね。
 
 
上は顕微鏡で見たドアップ写真です。
 
顔や胸鰭の鋸歯の有無もはっきり分かるのに・・・(残念)
 
 
こんな魚がまだまだ山ほどいるので
 
地道に作業をまた明日からやっていきます!!
 
 
 
 


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