2014年6月27日金曜日

アロワナ調査No.2-5(アロワナ調査前の支流調査)

 
水や食料を準備して
 
昼過ぎからアロワナ採集へ出発です!
 
 
 
2日目はこのお兄さんの運転が信頼できませんでしたが、
 
今となっては彼で良かったと思っています。
 
なんだかんだ言って頑張ってくれました!!
 
来年も調査の時はお願いしたいですね!

 
 
それでも、また悪路で先頭を突っ走られると怖いので(笑)、
 
最後尾に近い順番でこの日はスタートしました(笑)
 
 
そんな彼が途中の山中で走行中に見つけたのがこのカメ!
 
翌日、カメの専門家にメールで教えてもらったのですが、
 
エロンガータリクガメ (Indotestudo elongata)というインドリクガメの仲間だそうです。
 
リクガメ自体みんなワシントン条約に入っているようで、このカメは CITES2だそうです。
 
 
研究用に渡そうとこの日は1日釣竿ケースに入れてアロワナ採りも一緒でした。


 
まだ孵化して間もない個体だそうで、
 
確かに子供っぽい動きでした(笑)

 
この種は熱帯モンスーンの気候の丘陵地に広がる落葉樹林に生息するそうで、
 
このカメと出会った場所もまさにそのような条件を兼ね備えた地形でした。
 
しかも、以前フタバガキ(サラソウジュの仲間)という
 
二つ羽根のついた実の植物を紹介しましたが、
 
まさにフタバガキが自生するような森にいるようです。
 
 
一時は持ち帰って飼うことも考えましたが、
 
カメの飼育は魚と同様にしっかりと管理してあげないと飼育できない生きものです。
 
しかも、さっき調べてみると、植物食性の強い雑食だそうで、
 
花やキノコなどを食べるようです。
 
カメについては無知なので(笑)
 
持ち帰らなくて良かったなと思っています。
 
しかも、数少ないカメですからね。
 
魚なら学術的に扱うことができますがカメはどうにも・・・
 
世の中知らない事ばかりですね!
 

 
パトロール隊との待ち合わせまで時間があったので、
 
前日に渡った木の橋の下で採集調査をしてみました。
 
このポイントも昨日から気になっていた場所です。
 

 
下の写真が本来の道ですが、
 
この通り水が多い時にはバイクは渡れません。
 
この後、採集で実際に入りましたが、パンツまで浸かるくらい深かったです(笑)
 

 
みんな思い思いの場所に散って採集してくれました。
 


 
ダニエルさんも魚の写真をたくさん撮られていました。
 
これまでに通ったこの地域の魚たちの図鑑をまとめとして作るそうです。
 
こうして、みんながいろいろな角度からアプローチして
 
カンボジアの魚たちのデータが続々と集まりつつあります!
 
同じ思いを持って進む仲間がこうして集まるってホント良いですよね!
 

 
ここで採れた魚たちは前日の支流とほぼ同じでしたが、
 
このナマズはおそらくHemibagrus filamentusだろうという事で
 
思ってもいなかった魚がこんな山中で採れました!
 

 
大きくなると、下の様なナマズになります!
 
この魚はこれまでトンレサップ周辺の氾濫原エリアでしか見ていなかったので
 
とても新鮮な情報となりました。
 
 
そして、もう一種!
 
おそらく僕は初対面ではないか?と思う魚が現れました。
 
たぶんOsteochilus 属なのは確かだと思いますが、
 
これまでに出会ってきたOsteochilus 属とは違うんですよね!
 
今回キレイな写真を撮らなかったのが心残りですが(笑)、
 
新たな発見となったのは間違いないですね。
 
 
この後、突然のものすごいスコールに見舞われましたが、
 
30分ほどであがりました!

 
そして、待ち合わせのパトロールキャンプへ!
 
 
昨日も来ましたが、この入り口は普通の人ではわからないですよね(笑)
 
赤いシャツを着た人の正面が入り口です(笑)

 
下の写真だとほぼ中央が入り口です・・・
 
今回はGPSで記録しているので、すぐにわかりましたが、
 
知る人ぞ知る入り口デスネ!
 

 
ここで、まさかのアクシデントが!!
 
約束していたパトロール隊のメンバーが村に帰ったと
 
置手紙があったんです!!
 
マジかよー!って感じでしたね。
 
W杯の嫌な予感がここにきて影響しているのか?とまで考え込みました(笑)
 
でも、バイク少年の一人がもう一つのキャンプを知っているのでそっちへ行こうと
 
新たな展開に・・・!!!!
 
 
やっぱりそう上手くはいかないのか?
 
アロワナはすぐ近くにいるのに・・・
 

川辺で見つけたフンコロガシ?ですか?なんでしょうね。
首のあたりに10尾ほどのダニが寄生していました。

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