2014年1月12日日曜日

11日の調査2

 
今回の調査で一番きれいな景色の水域です。
 
3年前に流木探しで一度来たことがある場所なのですが、
 
やっぱりカンボジアですね!
 
その当時の景色はもう無く、
 
毎年訪れる雨季の影響で川の形も大分変っていました。
 
流心が変われば瀬や淵も徐々に変化していきます。
 
日本の河川だと護岸工事がされているので
 
なかなか大きくは変わらないことが多いのですが、
 
カンボジアは天候次第でどうにでも変化できます。
 
 
しかも、当時は全くなかった水草がすごく繁茂していました。
 
でも、残念なことにインドシナの水草はあまり詳しくないのでちゃんと紹介できませんが、
 
スプライトのような水草ですかね?
 
詳し方がいたらぜひ!教えてくださいっ!!
 
 
特にこの時期は雨季が終わり、
 
急速に水位が減り始めます。
 
なので、水域と陸地の両方に自生していました。
 
陸地には硬く、葉の表面が細くなった水上葉となっており、
 
水中では柔らかく、広い葉を広げた水中葉が広がっていました。
 
 
日本の水草は散々見てきたので、
 
ある程度知っていますが、
 
水中葉と水上葉は同じ種類とは思えないくらい違うものですよね。
 
この辺りはもっと勉強しておかないといけないですねっ!(泣)!
 
 
今日こそ、きれいな河川でややブラックウォーターでしたが、
 
一年中この状態とはいかず、
 
あと2か月ほどでほぼ水は枯れてしまいます。
 
なので、ここでも氾濫原エリアでいち早く勢力を伸ばせる
 
種類(約10種)しか確認することができませんでした。
 
もう少し、水の豊かな水域だともっと多様性があるはずなんですが、残念です。
 
 
スイレンの仲間も群落をつくっていますね。
 
スイレンというよりは日本のガガブタのような感じですかね。
 
 
そしてここで採れた魚たちです。
 
プンティウスやオステオチルス属の魚が多かったです。
 
ちょうど、今月末に知り合いの知り合いでもある韓国人の研究者さんが来られるのですが、
 
Puntius属のDNA標本を集めているらしく、
 
標本集めを依頼されているので、この個体もあげようと考えています。
 
 
これまでは多くの方々の助けでここまで来れたので、
 
これからもお世話になるかと思いますが、
 
自分でできる限りの範囲であれば、
 
今度はこちらもお手伝いすることが必要だと感じ始めています。
 
 
これからも、「助け、助けられの良い輪の中」で活動できれば幸いです!!
 
 
 


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