2013年12月31日火曜日

今年もありがとうございました



いつも応援してくださるみなさまへ
 
 
2013年はお店(BotiaLife)、ブログ、フィールドなどなど、
 
様々な場所で多くの方々と出会えた年だったと感じています。
 
 
そしてこの出会いと共に、来年の新たな出会いも合さり、
 
人として
 
来年はもう一歩前に進めるよう
 
きばっていきたいと思っています!!
 
 
もちろん!魚の調査もしっかりと結果を残していける年にしていきたいですね(笑)
 
 
 
本当に2013年はみなさまの応援のおかげで乗り越えることができました。
 
2014年!皆様にとっても良い年となりますようカンボジアから
 
アンコールワットにお祈りいたします。
 
 
2013年
ありがとうございました。











追伸、

実は今夜もお店の仕事がまだ残ってるんです(笑)

もうじき、出勤タイムです(笑)

今年最後のBotia Lifeへ行ってきます!!

美味しいご飯作らなきゃねっ! 

2013年12月29日日曜日

お馴染みのサーカス

今となってはお馴染みのサカースです!!
 
僕も2か月ほど前ですが、見に行ってきました!!
 
 
うちの嫁さんがとても好きで、よく友達と見に行っています。
 
でも、演目はいつも同じというわけではなくいくつかのチームがいて、
 
このシェムリアップに交代で来ているようです。
 
なので、時期を変えて見に行くと
 
いろいろなチームの演技が見れるそうです。
 
 
僕が見たのは演劇の様なスタイルのショーでしたが、
 
噂に聞いていた通り、
 
とにかく、演じるカンボジア人全員が一生懸命なんです!!
 
これは見ればわかります!
 

 
みんな真剣に楽しく演じている様子が伝わってくるので
 
見ている側もいつの間にかその中に取り込まれて
 
終わってみると、笑顔で拍手を送っています(笑)
 
 
うちの店があるナイトマーケット付近の路上でも
 
宣伝のためにライブを行っているのでよく見かけるのですが、
 
本番で見るのとはやっぱり違いますね。
 
みなさんも、機会があればぜひとも一度見に行ってみてはいかがでしょうか?
 
 
きっと楽しい時間が過ごせると思いますよ!!
 
シェムリアップでのホットな見どころです!!
 
 
 


シェムリアップでもデモ

 
 

 
この写真も12月初旬の写真です。
 
この日は夜からTVの取材スタッフさんとの顔合わせの日でしたが、
 
 
急きょ用事ができてカンボジア人の知り合いと共に
 
夕方からシェムリアップの東約90kmの村まで行くことになり、
 
彼の車の後を追って町を出ようとした時のものです。


 
このデモも知ってはいたのですが、
 
友人の車の後を追わないといけなくて
 
とにかく見失わないようについていくのに必死でした(笑)
 
すると、いつの間にかデモ行進の中に巻き込まれてしまいました(笑)
 
 
プノンペンでは日常茶飯事のようですが、
 
シェムリアップはまだまだ田舎ということでこうしたデモは珍しいです。
 
 
日本ではここまで若者が政治に興味をもって行動することは少ないので
 
(お金で動いている人も中にはいますが・・・)
 
そうした点では日本よりも積極性があり良いですよね。
 
 
今年の選挙は何とか落ち着きましたが、
 
5年後の選挙はこのままいくと、
 
かなり荒れそうで怖いですね。
 
与野党双方の掲げる公約にはそれぞれ良し悪しがありそうですが、
 
それまでに少しでもカンボジアの方々が自分たちの将来をしっかり見据えた
 
選択ができるようになるよう願いたいですよね。
 
 
 


シェムリアップ西部の調査

 
実はもう3週間ほど前の事ですが、
 
TVの取材が来る前にGPSの記録も兼ねてシェムリアップ西部の地域を
 
バイクで回ってきました。
 
その中で行った箇所を少し紹介します。
 
1枚目は遺跡でもある西バライという巨大な貯水池から出た水を
 
いくつかの地域へ分水するための水門付近の写真です。
 
この水門の下では12年前にB.beaufortiを2尾採って興奮した場所です(笑)
 
今となっては驚きもしませんが、
 
あの当時は本当にこんなきれいなボティアがいるのか!
 
と感動した記憶があるので思い出のポイントでもあります。
 
 
 
こちらはその水路の上流側です。
 
季節により水位がとても違い、
 
魚類相にも大分差があると思いますが、
 
ゆったりとした流れの水路ですね。
 
 
 
こちらは、アンコール時代にクメール人が稲作をするための水確保のために作った
 
巨大貯水池西バライです。
 
でも、写真の場所はよくみなさんが行かれる中央の観光エリアではなく、
 
貯水池の一番西の角にあたるエリアで
 
観光客は少ない穴場です!
 
もし、行慣れている方で興味のある方はぜひ!穴場のこのエリアへ行ってみてください!!
(中央のエリアと比べると、ガタガタ道なので注意が必要です)
 
 
 
下の写真はそのエリアに掘った水路です。
 
今年の洪水時期にバライの水を排水するために掘って水を逃がしたようですが、
 
確かに、空港よりも西側の水田地帯は氾濫していましたよね。
 
こうした治水問題は全てが良いわけではなく、
 
必ず欠点もあるのが難しいところですよね。
 
そうした面では自国であるカンボジア政府だけに任せず、
 
経験豊かな国の専門家がしっかりとサポートできるといいのですね。
 
 
この水路も作ったはいいけれど、
 
今はゴミの散乱場となり、決して良い状態ではありません。
 
整備自体もやっただけ!で最後まで施工が完了していないのも問題です。
 
 
そうしているうちに、自分自身も
 
暑さにやられて休憩です(笑)
 
行きつけの商店で買ったのはこのM-150!
 
数年前はジャッキーチェンが宣伝していたエネルギードリンクです。
 
飲みやすいのでグイッと一気のみです(笑)
 
 
一昨年に参加させてもらい、みんなで作った小学校にもチョロッと寄ってきました。
 
その他にも村の知り合いにも顔を出しました。
 
みんな相変わらず元気です。
 
 
 
そんな時に見つけた魚の干物!!
 
 
プラーチョンやノトプテルス(ナイフフィッシュ)の干物でした!
 
ナイフの干物は意外と珍しく、貴重な写真を撮ることができました。
 
 
そして、帰りにはこの地方での名物でもある
 
鳥の丸焼きをお土産に買って帰りました。
 
絶妙なタレと炭火焼の美味しさがたまりませんよ!!
 


中学校で魚の先生させてもらいました

 
遺跡と村の共生を目指し、人材の養成、インフラ整備、子供たちの境域支援などなど、
 
様々な面でご活躍されているJSTさんのご協力を得て、
 
今年、JSTさんが建てたばかりのバイヨン中学校にて
 
特別授業として「魚の先生」を1時間させていただきました。
 
 
 
・・・とは言っても、カンボジア語が話せるわけではないので(泣)、
 
代表のノルさんに通訳をお願いし、
 
カンボジアの水辺の不思議や魚の不思議、
 
そして魚を通して人々の生活環境を見つめよう!という感じのテーマで話をしました。
 
 
はじめはちゃんと聞いてくれるか?
 
上手く話せるか?
 
とても心配でしたが、子供たちもちゃんと質問したり、
 
答えてくれたので、子供たちに助けられました(笑)
 
 
また、人に何かを伝えることの難しさや楽しさも同時に感じさせてもらえたので
 
僕自身にとってもとても大切な時間となりました。
 
 

 
バイヨン中学校は今年スタートしたばかりなので
 
まだ1年生しかいません。
 
それでも周辺の5つの村から集まるので3クラスあり、すでに150人くらいいます。
 
特に、反応が良かったのは
 
やっぱり変わった魚を紹介した時ですね!
 
 
カンボジアの人々はまだ地方へ旅行に行ったりすることはほとんどないので、
 
親戚などがいない限り、自分たちの村から出ることは少ないそうです。
 
今回も話をはじめる前にメコン川へ行ったことがある人?見たことがある人?
 
という質問をしましたが、100人以上いても誰一人見たことある子はいませんでした。
 
 
さらにはトンレサップ湖が季節に応じて大きさを変える湖だということも
 
みんな知らなかったことは意外でした。
 
なので、遠いメコン川の変わった魚を紹介した時にはみんなとても楽しそうに聞いてくれました。
 
 
 
 
・・・いろいろ他にも感じたことや考えさせられた点などまだたくさんありますが、
 
この経験もこれからの自分にとって良い糧になると信じています。
 
また機会があれば、専門的な研究や調査だけでなく、
 
こうした目の前にある教育現場のお手伝いが少しでもできれば・・・と感じた1日でした。
 
 
 
この機会をくださったノルさん、小出さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 
ありがとうございました。
 
(JSTさんのHPですので是非、覗いてください)
 
 
授業を終えたばかりの僕
かなりホッとしています(笑)
 
 
 

来年のD.A.C

 
カンボジアの情報誌D.A.Cさんには
 
魚の記事を書かせてもらってもう12回が過ぎました。
 
その12回目となる25号が年明けにはシェムリアップの街でも見られるそうです。
 
 
 
今回のテーマでもある「はじまりのおわり」とは・・・
 
 
魚の記事と共にお楽しみください!!

ダトニオプロジェクト78 (幻のダトニオエキス?)

皆さま!久しぶりのダトニオプロジェクト通信ですね!!
 
それでも、もう78回なので驚きです。
 
今回はダトニオネタとして一つご紹介させていただきます。
 
下の写真はインドシナや東南アジアを中心とした地域でよく作られる
 
魚醤油です。
 
 
カンボジアでも多くの会社で作られた魚醤油が売られているのですが、
 
その中にダトニオラベルの魚醤油が!!!
 
 
この魚醤油を手に入れたのは2003年なのですが、
 
それ以降、このラベルの魚醤油には出会えず、
 
僕にとっては幻のダトニオラベルの魚醤油になってしまいました(笑)
 
 
 
実際にダトニオを使って作っているとは考えにくく(笑)、
 
おそらくはリエル(コイ科の仲間)やコンプリエン(グラミーの仲間)などを原料として
 
作っていると思います。
 
 
もし、ダトニオを使っていたなら1本30-50万円くらいしますよね(笑)
 
1尾では作れないですからね(笑)
 
最近は魚ラベルの瓶が少なくなり、
 
たいていの商品はエビの写真が使われています。
 
高価で良質!というイメージがあるのでしょうかね。
 
 
それを考えると、
 
当時ダトニオ写真を使っていたこの会社の人は凄いな!と思います(笑)
 
一足先を行っていたんですね。
 
 

 
実際に作られている魚醤です。
 
基本的には塩漬けなので魚の塩辛といったところだと思います。
 
匂いはしますが、グルタミン酸などのうま味成分がたくさん詰まっているので
 
身体にも良いですし、食欲が増します!!
 
この魚醤を煮詰めて出た上澄み液を濾して味を調えたのが魚醤油だといわれています。
 
 
 
ご旅行で来られた方で食に興味のある方には
 
ぜひ!魚醤油や魚醤をお土産に持ち帰ってほしいですね。
 
日本でもインドシナの食文化が味わえますよ!!
 


トンレサップの干物

今日はトンレサップの市場で売られていた魚の干物を紹介します。
 
干物はカンボジアでよく見かけるので、
 
ちょくちょく写真をとっています。
 
特に種類に注目してみているので、
 
今までにない魚を見つけたときにはコレクションを集めている人の心境と同じように
 
新しいタイプの干物を目の当たりにしたときには嬉しい気持ちになります(笑)
 
 
1種類目はCLUPEIDAEという科に属する魚で、
 
メコンやトンレサップにはとても多いグループです。
 
大きさは4-5cm程なのでプラホックなどの魚醤にされることが多いようです。
 
Botiaよりも小さいですね!

このグループは数種類が確認されています。
 
そしてその魚の干物が下の写真です!!
 
やわらかそうな身なので美味しそうですよね!!
 
さっと炭火であぶって食べることが多いのでより一層美味しさが増します!

 
 
 
2種目は下のニードルガー(Xenentodon cancila)です!!
 
この魚は日本でも古くからアクアリウムフィッシュとして出回っていたので、
 
知名度は高い魚ですよね。
 
カンボジアでもこの魚はとてもよく見かける魚で、
 
大きな河川から水田まで幅広く分布する魚です。
 
 
 
干物は日本でもたくさんある食品ですが、
 
遠く離れたカンボジアにもたくさんあります!
 
きっと、魚という新鮮な食品をいかに保存することができるか?を追求した結果
 
生まれた食べ物ですので人と魚とのつながりが強い食べ物ですよね!!
 
さらには、その結果うま味成分も増して美味しいです。
 
 
皆さんも機会があれば日本でも今度「干物!」をじっくりと味わって食べてみてください!!
 
きっと今まで以上に美味しく味わえると思いますよ(笑)
 
 


2013年12月26日木曜日

トンレサップ川での底引き網か?

今回はあくまでも想像の話なのですが、
 
もう十年ほど前に知り合いの漁師さんが朝方に
 
大量の魚を生簀に入れて帰ってくる光景を目にしました。
 
そこに入っている魚が何とも幅広くて、
 
これまでに見てきた漁で採れる魚のグループとは違うんです。
 
網といってもいろいろあり、
 
刺し網一つとっても網目などによって採れる魚も変わってくるんです。
 
でも、その網には
 
大量のシタビラメやカレイからナマズ類、コイ科、その他多種多様です。
 
その時の船に積まれている道具を覚えているのですが、
 
なんと!その道具を使った船が今回目の前に現れたんです(笑)!!
 
 
結局、撮影中で目的地がハッキリしていたこともあり、
 
その場を離れましたが、とても興味ある船でした。
 
その動きからしておそらく底引き網か中層付近の引き網だと思うのですが、
 
網の中の魚が見たかったですねー
 
知り合いの漁師さんは今はその網を仕掛けることが法律上できないと
 
言っていたので相当採れる漁なんでしょうね。
 
だとすると、この日に見た船は密漁船?
 
 
 
謎は深まる一方です(笑)
 
 
 
 


家の水槽たち

研究室の魚たちですが、
 
外の池が完成したこともあり、
 
大型魚のほとんどがそちらに移動し、
 
小型魚も撮影も無事に終わり、先月には水槽がほぼ空になったのですが、
 
それもつかの間・・・
 
 
気づくと、約20個の水槽が満室に・・・
 
まあそれだけ調査も進んでいる証拠だし、良い事なのですが、
 
この時期から春先までによくある断水がひどくて
 
換水できないんですよね~(泣)
 
水槽メンテで一番つらいのが停電と断水です。
 
 
 
上の魚は先日シェムリアップ川で調査した際に投網で採集したコイ科の
 
Puntioplites proctozystron(大きいヤツ)、
 
トンレサップ湖で漁師さんが採ったコイ科のOsteochilus schlegeliなどです。
 
このOsteochilus schlegeliは前からよくトンレサップで見ていたのですが、
 
今回初めて飼育してみて驚いたのは
 
背鰭に黒斑があったことです。
 
はじめは未記載種かとも思ったほどで本当に驚いたと同時に
 
魚に対する目が甘かったことに気付かされました。
 
まだまだ甘いですね!
 
もっともっと魚を真剣に見つめないといけないですよね。
 
 
 
そしていつの間にか大量に集まったボティアたち。
 
この魚は観賞魚としてもキレイな魚なのでホテルやレストランなどの水槽にはとても良いですよね。
 
今回はそれに加えてアルジーター(Gyrinocheilus pennocki)を数尾持ってきたので
 
これも水槽に入れていろいろと様子を見てみたいですね。
 
 
 
明日からは引き続き、
 
水槽内の魚の撮影が続きそうです。
 
 
 
 


魚撮影に苦戦(泣)

先日トンレサップ川の漁で採れたニョロニョロ系の魚を昨日から撮影しているのですが、
 
苦戦を強いられ、今日までかかってしましました(笑)
 
 
今回はカンボジアで調査を始めて初対面の魚ということもあり、
 
撮影を失敗するわけにはいかず、
 
いつもより慎重にやりすぎた!ようです(笑)
 
 


ウナギ系なので体表の粘膜が多い他、
 
以前、作った麻酔薬にも強く、
 
なかなか落ち着かず、希望していた位置で撮影ができず、
 
がんばった割には納得のいくものが撮れませんでした。
 
悔しいですねー
 
・・・といってもカメラの技術は独学で、機材もしっかりしたものもなく、
 
そもそもの基本がなってないので
 
そんなに立派なものではないのですが・・・(恥)

 
今は今日撮影した写真をとても詳しく知っている知り合いに送っているので
 
同定待ちという感じです。
 
実際に魚の同定作業に関しては自分一人ではできるものではなく、
 
魚種により専門の方々に相談しながらの作業になりますので、
 
皆さんの協力があっての調査なんだと今回も強く感じました。
 
 
そうして集まっていくデータを協力していただく機関や先生にも使っていただき、
 
共に歩んでいけるような関係をつくり進んでいけると最高ですよね。
 
・・・といってもいつももらうものが多いのは僕なんですよね(笑)
 
まだまだ未熟だという証ですよね。
 
 
 
 
 


トンレサップ湖調査の様子

 
先日訪問したトンレサップでの調査の様子です。
 
生憎、この時期はカンボジアでは一年で最も寒い季節でした(笑)
 
さらに、昨年よりも寒さが強く、
 
思わず凍えそうなほど(笑)寒かったです!
 
寒さをほとんど体感しないカンボジアなので、
 
かなり体にこたえました(笑)
 
 
今回はTV取材もあっての調査だったので
 
いつもとは勝手が違い(笑)
 
苦戦する場面もありましたが、何とか魚たちには出会えました!
 
 
しかも、今回はトンレサップ湖の出入り口のど真ん中まで行ったので、
 
初ポイントでの調査となりました。
 
やはり、町から遠い場所に来ると、
 
浸水林もキレイで何とも言えない景色が広がっていました。 
 
 
きっと20年くらい前にはいたるところにダトニオがいたんでしょうね・・・
 
そんなことを想像しながら景色を眺めていました。
 
 
そんな中で出会った魚たちです。
 
基本的にはコイ科の魚たちが多く、
 
氾濫原エリアの見慣れた魚たちばかりですが、
 
なんというか・・・そんな見慣れた魚たちだからこそ、
 
見ると落ち着くというか(笑)、
 
ホッとする瞬間がいつもありますね。
 
 
フナの様な魚はBarbonymus gonionotusというバルブの仲間です。
この中にHypsibarbus属という他のバルブがいないか散々掘り返しましたが、
見つかりませんでした。やっぱりよほどのことがないとメコンからトンレサップへは移動しない
魚なのかもしれませんね。この疑問はずっと前から頭を離れないのでついついいつも探してしまうんですよね。
もしかしたら・・・という不安はこれからもずっと持ち続けそうです。
 
 
そんな中、漁場にいつ間の魚との対面中は天気も良く、
 
絶好のトンレサップ訪問日となりました。
 


意外とカンボジアでは少ないシルバーグラミー(Trichogaster microlepis)。
というより、氾濫原でも水田地帯などの浅く狭い地域より、
トンレサップの様な広い水域を好むようなので、僕とはあまり出会わないんです。

ハンパラは2種H.macrolepidotaとH.disparがいますが、
どちらも大型個体にはなかなか出合いません。

隣のタイやマレーシアではよく大きな個体が釣れたりしますが、
カンボジアではそう多くはないように感じられます。

やはり採りすぎなのでしょうか?
 
今回の漁場はこの辺りでした!!
 
琵琶湖の竹生島を見ているような雰囲気でしたね。
 
この辺りはこの時期魚が集まるようで
 
たくさんの漁船が集まっていました。
 
こうした情報は素人の僕にはわからないですよね。
 
やっぱり地元に根を張って生活する漁師さんは凄いです!
 
 
こんな時に役立ったのは日本から買ってきたGPSです!
 
本当に便利でカンボジアの詳細地図も表示できたし、
 
これまでの調査以上に正確で質の高い作業ができました!!
 
 
刺し網漁のポイントもしっかり記録できました!
 
 
最後に数日間で採って船のイケス内でストックしていた魚を
 
仲買人に売り、この日は漁師さん宅へ帰りました。
 
 
帰り際の船中で売らずにとっておいたナイフフィッシュ(C.ornata)を
 
突然斧でたたき始めました!!
 
何をするかというと、斧で身を叩いて身をほぐすためでした。
 
この後、3枚におろしてスプーンで身を削り取ります。
 
 
さらに、身を包丁でたたいて細かくします!
 
これですり身のような団子を作って
 
ナイフフィッシュ団子のスープとして晩御飯にしてくれました!
 

 
もともと、どこの地域でもナイフの仲間は
 
焼いたり煮たりせず、
 
かなりの確率でこのようにすり身というかつくねのような団子にしてスープに入れます。
 
こればかりは地域を問わず行う料理方法なので
 
相当昔から作られてきた伝統の料理なんだろうなーといつも思ってみています。
 
 
今ではこうした料理一つとっても、
 
目の前で見ると、懐かしささえ感じられるようになってきました。
 
それだけ、カンボジアの地が今では落ち着くということでしょうか?(笑)
 
 
この空気を大切にしてまだまだ頑張らないといけないですよね。
 
また、調査の様子を紹介します!!
 
今月は大分休んだのでこれからアップ回数増やしていけるように気合い入れます!!
 
 
今後とも応援よろしくお願いいたします。