2012年5月21日月曜日

市場の魚シリーズ20(海産起源種4)

今回も続けて同じ様な魚の紹介です。

イワシの様なエツの様な魚ですが、

Lycothrissa crocodilus(上)とSetipinna melanochir(下)と言います。

この2種もこれまでに紹介した魚と同じCLUPEIDAEという科に属する種です。

こんな魚がトンレサップ川やメコン河で普通に採れるんですよ。

Lycothrissa crocodilus

Setipinna melanochir


 カンボジアのメコン流域というと下流のベトナムにあるメコンデルタとよばれる

大きな三角州に少しかかるくらいの位置にあります。

ちょうどカンボジア南部がこの位置にあたります。

ですが、中央部や北部のメコン河はやや地形が変わり、

メコンデルタ地帯とよばれない地域でもこれらの種が見られます。

両種ともそれほど多い種ではないようです。

市場に行くとチョロチョロ見かける程度ですが、

いつもこの魚を見るとついつい見いってしまいます(笑)

またこの2種は一見するとそっくりなのですが、

下の種の胸鰭が黒い事で簡単に見極めることができます。

実際に何度か投網で採ったことがありますが、

スレに弱いようでもちかえるのは難しいですね(笑)

他の漁(囲い網や定置網)で偶然採れた時しか活かして持ち帰れないですね。





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